インターンシップにいったほうがいいのかな

インターンシップの概要

インターンシップとは病院や薬局、製薬企業など学生が興味のある会社へ訪問して、実際の業務内容の理解を深める職業体験のことを指します。
インターンシップに一度でも参加した経験がある人は学生全体の80%で、ほとんどの方が参加しています。

短期と長期の2種類がありますが、ほとんどは短期型のインターンシップです。
短期は1日〜1週間前後の期間で行われ、グループワークやセミナーの内容が多いです。
スケジュール管理がしっかりしている人であれば、一日で複数社のインターンシップに参加される人もいらっしゃいます。
薬学部の進路先は様々ですので、進路にお悩みの方は病院や薬局、企業などの業種が異なるものを複数社参加してみることを推奨します。

インターンシップへ参加するメリット

業者や企業に対するイメージと実際の職場の雰囲気とのギャップを埋めることができます。
インターンシップを介して、働き方や職場の人間関係などを深く理解し、企業と自身との相性がわかりますので就職後のミスマッチを防げます。
グループワークの活動を通して、自身の得意業務や苦手とする業務を知ることができますから、自己分析に大いに役立つことでしょう。

さらにインターンシップの選考を行なっている企業があります。
流れとしてはエントリーシートや履歴書を提出し、書類選考に通過した方を対象に面接を行っていきます。
書類選考や面接に自信がないのであれば、就職活動の予行演習にもなる貴重な機会ですのでぜひ検討してみてください。

インターンシップへ参加するデメリット

短期間のインターンシップは企業側が学生に向けて良い情報のみを伝える傾向にありますので、会社や職場の雰囲気を全て理解するのは難しいです。
特に注意していただきたいのは、薬学生向けのインターンシップの内容でよく見かける国家試験対策のセミナー付きの会社説明会です。

勉強が忙しい薬学生にとっては嬉しい内容ですが、言い換えると、会社について理解できる時間がほとんどないということになります。
企業について深く知りたいのであれば、複数回に分けてインターンシップに参加しなければなので費用と時間がかかるでしょう。

参加時の心構え

就職活動での軸を定めるために、インターンシップには1度は参加してみることをオススメします。
インターンシップには目的を持って参加すると得られる情報も増えていきます。

友人に誘われたから一緒に行く、他の大学の薬学生の友達を作るといった理由ですと、必要な情報を得るのは難しくなるでしょう。
業界や企業についての理解を深める、自分の適性を知るなど、目的を決めた上で参加するようにしてください。

また、実務実習で病院や薬局の業務に触れるのでインターンシップは参加しなくてもいいと考える人がいます。
あくまで大学のカリキュラムとして組み込まれているだけですから、まだまだ知らないことが多いです。
インターンシップでは実務実習よりも詳しい内容を教えてくれることもありますので、ぜひ薬局や病院のインターンシップも検討してみてください。