就活と実務実習は両立できる?

就職活動と実務実習の両立はスケジューリングが鍵

就職活動と実務実習を両立させるためには、事前にスケジュールをしっかりと立て、計画的に行うことが何よりも大切です。
4年次の終わりか5年次の頭ぐらいには、大学の試験や実務実習の日程と合わせて、いつまでにどのような動きで就職活動を行うか具体的に考え始めないと間に合いません。
もし可能なら、できるだけ早い時期から薬剤師専門の就職支援サイトなどに登録し、企業がどのような日程で就職活動を行っているかリサーチするようにしましょう。

多くの企業は毎年3月ぐらいから採用情報を公開し、6月くらいから選考を開始します。
このスケジュールに合わせず先行日程を出すところもあるので、直前になって焦らないよう、自分自身が就職したいと思っている企業のリサーチは早くから始めておいた方がよいでしょう。
特に各企業のインターンシップの日程は実務実習と被ることがあるので、上手にやりくりできるように構えておかないと大切な機会を逃すことになってしまいます。
近年はインターンシップ中に選考が行われるところも増えてきているので、チャンスを1つなくす結果にならないためにも、真剣にスケジュールと向き合うようにしましょう。

将来どんな薬剤師になりたいのかイメージしよう

漠然と薬剤師になりたいと思っていても、その中身が具体的にどのような薬剤師なのかというところが定まっていないと就職活動はうまくいきません。
なぜなら、そうした本質的な部分に気持ちが入っていないと、就職活動で必ず聞かれる志望動機や自己PRに熱が入らないからです。
しっかりと後のキャリアプランができている方が選考側もどのような働きをしてくれるのかイメージしやすいため、好意的に受け取りやすい傾向があります。

勘違いしている就活生もたまにいますが、選考側は面接時の段階ではどの人の学歴や功績よりも本人の人間性を見ています。
つまり、この人と一緒に仕事がしたいと相手に思わせることが大切なのです。
多くのライバルと少ない枠を取り合わなければならないため、こうした将来像のイメージは1、2年次の段階から始めておくことをおすすめします。

将来のことを考えるのが苦手という方は、薬剤師がどのような仕事をするのか詳細に調べてみましょう。
一口に薬剤師と言っても、働く場所や仕事内容は少しずつ異なります。
自分自身がやってみたいという仕事は何なのか、そこをきっかけにどのようは働き方をしたいのかを考えてみましょう。
そうすることで漠然とした未来像が意外と簡単に明確になったりするものです。
実務実習の際も、薬剤師の仕事がどのようなものかきちんと理解している方が動きがスムーズになりますので、就職活動と実務実習のどちらの役にも立つと考えて取り組んでみましょう。