面接や志望理由書に必須のアドミッションポリシー

アドミッションポリシーとは

アドミッションポリシーとは、入学者の受け入れ方針をまとめたものです。具体的に言えば、受験生に対して大学の教育方針やどのような学生を求めているのかを記したもの、となります。

受験生は、このアドミッションポリシーを熟読し、大学が求める方針や学生像に自分が合致しているのかをチェックしておきましょう。大学教育で向上させていく力や入学者に求める能力などから、学部・学科ごとにアドミッションポリシーを定めているところも少なくありません。志望理由書や面接で、アドミッションポリシーに合致していることをアピールすると良い結果に結びつきやすくなります。

志望理由書の具体的な書き方に関しては、下記のリンクを参考にしてください。入試に必須となる志望理由書の書き方さえマスターしてしまえば、合格に大きく近づくことができるでしょう。とはいえ、志望理由書が完璧に書けたとしても、面接の対策を怠ってしまえば、合格は遠のいてしまいます。

面接で聞かれた場合のおすすめの答え方

まず、大学入試は面接前に面接カードの記入するところから始まります。面接時における具体的な質問はこの面接カードや出願時に提出した調査書・志望理由書の内容に基づき行われます。

さらに、AO入試の面接だとアドミッションポリシーから期待される学生像の視点から審査されます。面接の原則としてアドミッションポリシーにあわせた前向きかつ具体的に回答する必要があります。情熱的であることは大切ですが、それだけだと見当違いの回答となり面接官には響きません。面接官によい印象を与えるためにはアドミッションポリシーと合致した内容を回答しましょう。

たとえば、「あなたと我が校のアドミッションポリシーにどこが一致しますか?」と質問されたとします。大学側が積極性と協調性のある学生を求める場合、自分がそうであるかを高校時代の学校活動や部活動などから具体例を挙げていくといいでしょう。

そのうえで大学でも高校時代と同様に積極的に活動し、協調性のある行動をとる旨を宣言します。面接官は卒業後の目標についても聞いてきます。目標がはっきりしている人は勉学にしっかりと取り組み大学側のプラスと受け取られるので、ほしい学生となります。質問に対する回答にぶれがなく一貫しているという印象を与えられれば好印象を与えられるでしょう。

実際の面接における注意点

注意点として、大学のアドミッションポリシーに話を合わせようとした結果、話している内容が自慢のようにになってしまうケースがあります。

延々と自慢話を聞かされてしまえば、さすがの面接官も辟易としてしまうため、どんな話をしても好印象を与えることが難しくなるでしょう。このような自慢になりがちな話を回避するには、先生や友人から言われたエピソードに入れるといった、客観的視点を入れるのがおすすめです。

さらに印象を良くするには学位授与の指針である、ディプロマポリシーやカリキュラム策定の方針とも関連付けて答えられるといいでしょう。志望大学に合格したい熱意や入学後どうしたいのかをアピールすることにつながってきますので、しっかりと答えられるようにしましょう。