薬剤師の資格取得に向けて
薬剤師になるなら6年制の薬学部へ
薬剤師になる為には、厚生労働省管轄の国家試験に合格する必要があります。
しかも、その試験を受ける為には指定の大学の薬学部を卒業しなければならず、そうしてやっと受験資格が得られるというもの。
以前は4年制だったのに、なんと医学部同様に6年制になったというからどこまで難関になれば気が済むのでしょう!
この取り組みは、ますます増え続ける薬剤に対応する為であり、薬剤師も薬のプロフェッショナルにならなければいけないということらしい。
ただし気をつけなければいけないのは、実はいまだに4年制の薬学部が残っている点です。
どちらも同じ薬学部でありながら、2年の差で進む道が異なるのです。
資格取得までの流れ
4年制を選ぶか、6年制を選ぶかによって、薬剤師への道のりも大きく変わります。
4年制の場合、高校卒業後に4年制薬学課程で学び、その後また2年以上の修理課程、または博士課程を経て修了することで、薬剤師の国家資格を受験する資格を得ることができます。
その後国家資格にパスしてようやく薬剤師として名乗ることができます。
6年制の場合は、高校卒業後に6年制薬学部で学び、卒業前に国家試験を受けて合格することで国家資格を与えられます。
なお、4年制を選ぶのはMRを目指す人、または研究職に就きたいという希望がある人が多いと聞きます。
最初から薬剤師を目指すなら、余計な回り道をしなくて済む6年制の薬学部に入る方が賢明でしょう。
国家試験について
薬剤師の国家資格は、平成27年度の場合で合格率が約77%、数字だけ見るとそれ程悪くありません。
ただし、合格率が高い大学と、低い大学の差が激しいので、どこの大学の薬学部を選ぶかによっても薬剤師の国家試験にパスするかどうかが左右されると考えた方が良いでしょう。
大学によって非常に厳しく、競争率も激しくなりますが、そのような大学を目指した方が国家試験の合格率も高くなります。
ただし、入学したが最後、6年間無事に卒業するまでは勉強漬けの辛い日々が待っていることになりますので、かなりの覚悟が必要です!