薬学部の夏休みの過ごし方

薬学部の夏休みはあっと言う間

薬剤師は安定した需要がある職業として高い人気があります。超高齢化社会に突入した日本において、安定した収入、求人、ますます膨らむであろう需要を見越して多くの学生が薬学部に入学します。薬学部を新設する大学もある程で、今後も薬剤師への人気は衰えることはないでしょう。

大学生は、学年が上がる程に大学に通わなくても卒業できるようなシステムになっているイメージですが、薬学部にはそのような現象は起こりえません。薬学部に入学する前の学生のほとんどが、他の学部と同じように大学生ライフを満喫できると考えて入学してきたはずですが、実際は入学した1年生から講義が山のようにあり、スケジュールはびっしり詰まってしまいます。

とくに、薬学部の夏休みは、講義やテストだけではなく、実習や実験等に明け暮れ、あっという間に過ぎてしまうほどです。

薬学部は学年が上がる毎に忙しい

薬剤師を目指す学生は6年間薬学部に通うことになります。
学年が上がる毎に忙しくなりますので、大学入試から開放され、やっとキャンパスライフを満喫とおもった矢先、現実とのギャップに苦しむことになります。薬学部に入った6年間は、遊ぶ時間はほとんどないと考えてよいでしょう。

また、同級生のレベルはどんどん上がっていきますので、気を抜くとすぐに追い抜かれてしまいます。特に、振り分け制度がある大学の場合、6年まで進む為には決して気を抜くことはできません。テストと勉強に明け暮れ、難易度も上がっていきますし、締切りに追われる日々を過ごすことになります。

バイトは短期のリゾートバイトがお勧め

大学生のほとんどが、バイトをしてお小遣いを稼いでいます。ただし、薬学部の学生ががっつりバイトをして稼ごうという考えは持たない方が賢明です。なぜなら、バイトの入れすぎで勉強がおろそかになると、成績が落ちることは目に見えているからです。

バイトのし過ぎで進級ができなくなっては、高い学費を出して入学したのに本末転倒でしょう。

薬学部に通いながら、それでもバイトをするのであれば、短期のバイトがお勧めです。それは観光地や行楽地で働くリゾートバイトです。リゾートバイトなら、夏休みや冬休みを利用して泊まり込みで短期間のうちに働けるバイトであり、観光地や行楽地に行けるという楽しみもある、まさに一石二鳥のアルバイトだからです。もちろん住み込みバイトなら、働きながらも薬学の勉強が可能です。環境を変えて勉強するとよりはかどることも多いでしょう。好きな働き方や条件を絞って探すならリゾートバイト|リゾバ.comで探してみてはいかがでしょうか。

サークルには入っておこう

なお、薬学部ではサークルに入っている人が多いです。勉強やテスト漬けの毎日を6年間乗り切る為には、仲間がいないと辛すぎる為でしょう。実際、薬学部卒業という難関を耐え抜くには、同じ苦楽を共にする仲間がいなければやっていけません。

もちろん、激しいサークルに入るとサークルに時間や体力を取られ、自分の首を締めかねませんので、興味を持って楽しめる英語サークルのようなゆるいサークルがお勧めです。サークルに入ることは、仲間作りはもちろんですが、情報共有にも役立ちます。サークルを選ぶ時には、薬学部の先輩や同級生がいるサークルを選ぶのが正解だと思います。

薬剤師の免許取得までの我慢

周りの学生が夏休みを満喫している姿を見て、恨めしい気持ちになることも日常茶飯事です。

それほど、薬剤師の国家免許を取得するのは遠い道のりです。人生で最も楽しいとさえ言われるキャンパスライフを望むことも叶いませんが、高待遇、高時給、需要も大きい薬剤師を名乗る為には、夏休みを返上してでも勉強する価値があります。

薬学部に入った当初の目的を見失わずに、進級の為に必死に勉強しなければいけない、それが薬学部に入った学生の宿命とも言えるでしょう。

医学部の夏休みは、1~3年生は講義やテスト、実習で消え、4~5年生はテストや研究、学会で消え、最終の6年生では研究と学会に加え、卒論制作と就活、卒業試験と国家試験の為に消えると言われています。薬学部に入ったからには、薬剤師の免許を取らなければ意味がありません。

薬剤師の免許は国家資格であり、薬学部を卒業しなければ取得することはできませんので、資格を取得するまでの我慢と考えるしかないでしょう。