勉強を進めるには集中力が大事ですね

あれこれ手をつけずに1つに絞る

集中力ってなかなか続かないもので、薬剤師になるための勉強をしていても、ついスマホを見たり、雑誌をペラペラしていたりと、気がつけば他のことに気が向いていた、なんてことがよくあります。
勉強はもちろん、仕事をするにしても、高い集中力をいかに持続できるかが成果を出すために必要となる要素です。

どうしたら集中力を高めることができるのでしょうか。
実は、集中力は自分でコントロールできると言われています。
勉強や仕事で高いパフォーマンスを発揮するためにも、集中力を高める方法をマスターしておきましょう。

マルチタスクという言葉を耳にしたことがあると思いますが、同時にいくつもタスクを抱えてしまうと注意が分散されてしまい、1つのことだけに集中することが難しくなります。
パソコンの機能などで「マルチタスク」と言うと便利な機能となりますが、人がするとなると集中力の観点ではマイナス要素です。
人はそれほど器用ではありませんので、同時にいくつものタスクを進行させることは止めておいた方がよいでしょう。
今この時間にするべきことはこの1つだけ、と的を絞って取り組んだ方がそのことだけに集中できます。

例えば、本を読むなら「読む」ことだけに集中して、短期間でそのタスクを終了させます。
わからない単語を調べたり、関連資料を見るのは読み終わった後、「読む」というタスクが終わってからです。
このように、タイミングを考え、1つ1つのタスクを効率よくできるよう組み立てていくことがポイントです。

気になることを紙に書き出す「ブレインダンプ」

なにかに集中しようとしても、考え事が多すぎて気が散ってしまうときもあります。
あるいは、意識していなかったことさえ突然浮かんできて、集中力をさえぎることも珍しいことではありません。
「あれどうなったかな」「そうだ、○○さんに連絡しないといけない」などと、頭の中に関心事が多いと、勉強の合間だろうと仕事中だろうとふとした瞬間に思い浮かびます。
そちらに気を取られた瞬間から集中力が失われてパフォーマンスがガクッと落ちますので、そうならないためにはブレインダンプを行いましょう。

これは頭の中にある関心事をすべて書き出して、頭の中から追い出す方法です。
紙の上に文字として具現化することで覚えておく必要がなくなり、頭の中をすっきりクリアにしてくれるというもので、騙されたと思って一度やってみてください。
意外に心が落ち着いて集中できる気になります。

休憩時間をこまめにとる

集中力は無限に続くものではありませんし、ずっと高い集中力を維持していると疲れが蓄積されます。
人によって集中力が続く時間は違いますが、だいたい90分くらいと言われていますので、ずっと高いパフォーマンスをし続けるためには、こまめに休憩をとることが大切です。
疲弊してしまうとその後が続きませんので、休憩をはさむことで集中力を一時停止させ、また再開するということを繰り返した方が効率的になります。
同じ働くのであれば、パフォーマンスが高い方がよい結果に繋がりますので、勉強や仕事、車の運転でもそうですが、疲れを溜めないようにすることがポイントです!

モチベーションを高める

受験の時は、希望する学校のオープンキャンパスに参加し、そこでのキャンパスライフをイメージしてモチベーションを高めたものです。

このように、イメージトレーニングを行うことは効果があります。

「未だ足りていなものを、もし手に入れることができたら……」気持ちも明るくなりますし、やる気が湧いてきませんか?

そうした、イメージトレーニングを行うタイミングでおすすめなのが、運動をしている時と、入浴中です。血のめぐりが活発な時の方が、イメージが明瞭になりやすいものです。

ぜひ試してみてくださいね。