実習の持ち物や服装について

実務実習で必要な持ち物

薬局や病院での実務実習を行う上で必要な持ち物についてご紹介します。
筆記用具として3色ボールペンとメモ帳、印鑑を必ず用意しましょう。
クリップ付きの3色ボールペンであれば重要な内容を色分けできますし、クリップとメモ帳をはさむことで、すぐにメモを取りたい時にさっと取り出せますね

印鑑が必要な理由として、誰が調剤したのかを判別するために、実習先から押印をお願いすることがあります。
シャチハタであれば、朱肉を押す手間が省けるでしょう。
また実習先では配布資料を配られる場合が多いため、しわにならないようにクリアファイルに入れて保管してください。

実習を受ける際の服装

実習を受ける上での服装ですが、実習先で決められている場合が多いので、そちらの指示に従ってください。
指示がなければYシャツやブラウスなどの襟付きのシャツが無難でしょう。
白衣を着る際に中の服が透けてしまうこともあるため、柄のあるシャツは避けた方がいいです。

パンツであればスーツパンツやスラックスを着用し、スカートなら膝丈の長さを選びましょう。
上下ともに落ち着いた色合いのものを選ぶことをオススメします。

白衣と同じ白色のシューズが基本であり、運動靴やナースシューズが一般的ですね。
靴下は男性は白や黒、グレーを、女性はスカートの場合でしたら肌色のストッキングを着用してください。

実習中の身だしなみ

身だしなみを清潔に保つのは医療従事者として必要不可欠です。
白衣はシミのない清潔なものを用意し、白衣を洗濯した後はしっかりアイロンをかけましょう。

爪は短く綺麗に整え、長い髪はヘアゴムでしっかりと束ねて前髪やサイドの髪はピンでとめてください。
香水や芳香スプレー、整髪料などの香りの強いものを使用したり、時計以外の装飾品を身につけたりするのは厳禁です。
派手なメイクも控えるようにしましょう。
男性であれば、ひげやもみあげはしっかり整えて、ワックスはつけすぎないようにしてください。

実習を受ける時のマナー

実習先に到着したら、職員の皆さまに1人ずつあいさつをしましょう。
実習とは病院や薬局の主な業務について勉強させていただくためのものであり、職員の人たちが体験として時間をとっていただいています。
感謝の気持ちを表すために、大きな声でハキハキとしたあいさつをしましょう。
患者さんにあいさつする時にも笑顔を忘れないようにしてください。

また、実習時の体調不良はできれば避けたいものです。
もしやむを得ない理由で遅刻や欠席をする場合は、速やかに実習先へ連絡を入れましょう。
相手先から欠席や遅刻の了承を得た後は、病院へ受診して診断書をもらってくださいね。