OB・OG訪問について
OB・OG訪問とはそもそも何か
関心のある業界や志望している企業で働いている先輩の元に訪問して、業務内容や職場の雰囲気などの情報を教えていただくのがOB・OG訪問です。
近年は大学のキャリアセンターや研究室、所属されているゼミなどを介して、紹介していただく事例が増えています。
マイナビでの2021年卒業した人を対象とした就職モニター調査にて、就職活動を行った学生の4分の1はOB・OG訪問を経験した結果が出ています。
選考にはほとんど影響せず、OB・OGの人と1対1で話す場合が多いです。
疑問や不安に思ったことを質問するのはもちろん、会社説明会では聞きにくい質問にも答えていただけることもあります。
OB・OG訪問のメリット
気になっている企業に勤めている先輩から、企業説明会や公式ホームページでは得られなかった仕事内容や職場の雰囲気について聞くことができます。
また、業界の動向や企業の今後の展望などの詳しい情報を知ることができるでしょう。
企業に勤めている先輩からの本音を聞くこともできますので、自分に向いている企業かどうかの判断材料としても役に立ちます。
自分がこの企業で仕事している時をより詳細にイメージできるため、就職後のミスマッチを防ぐ手助けにもなるでしょう。
その他のメリットとしては企業に関する情報を教えていただける以外に、就職面でのアドバイスをもらえることもあります。
OB・OG訪問を行う時期と流れ
志望業界や企業がはっきりしてくる5年生の秋~冬にかけてOB・OG訪問をする人が多いです。
5年生の3月を過ぎると、その他の就活生が動き始めるため希望を考えていた企業へ訪問できない可能性が。
業界や会社など仕事をしていく上での軸となる部分を早い段階で決めておきましょう。
実際に訪問する前の流れをご案内します。
まずは大学のキャリアセンターや就職課の担当者、研究室の教授へOB・OG訪問で卒業生と連絡をとりたいと説明すると連絡先を教えてくれるでしょう。
次にメールや電話で訪問の目的と日程と場所を提案して、アポイントメントをとります。
その後、実際に訪問をしていきます。
OB・OG訪問を終わった際にはお礼の連絡を忘れずに
OB・OG訪問を終えたら、必ずお礼のご連絡をしましょう。
先輩方はお忙しい状況の中、後輩のために時間を割いてくれています。
感謝の気持ちが相手に伝わるように、できれば翌日の午前中にお礼のメールや手紙を送るようにしてください。
注意していただきたいのですが、当日の深夜帯や翌日の早朝にメールを送信するのは常識に欠けていると感じられやすいです。
またメールの内容は要点を端的に、かつ見やすい文章が理想です。
OB・OG訪問にて自分が学んだことや感じたことを交えると、相手にいい印象を与えるでしょう。