留年しないために必死で勉強
薬学部は留年率が高い!
薬学部は他の学部と比較すると、留年率が高いと言われています。
周囲を見渡すと留年している先輩たちがたくさんいて、不安になるという声も多いです。
なぜ薬学部が留年しやすいのかというと、習得する科目数が多い上に、ほぼすべての科目が必修扱いになっているからです。
一般的な文系の学部などは選択科目も多いため、苦手な科目を避けながら卒業を目指すことができます。
しかし薬学部はその学部の特性上、逃げの選択肢はほぼない状態となっています。
また、年次を重ねるごとに内容の難易度は上がり、覚えなければならない事柄もどんどん増加していきます。
そんな中研究や実務実習、そして就職活動などを行わなければいけないため、時間や精神的に余裕がなくなり、仕方なく留年してしまうという事態に陥る学生が多いのです。
留年しないためには自己管理が大切
こうした厳しい環境の中でも、留年せずに卒業している方はたくさんいます。
留年しないためには何よりも効率よく勉強を進めていくことが大切で、そのためには必要単に数や科目の難易度などを事前にリサーチし、どのようなペースで学習を進めていけばよいのかを把握しておくことが必要になります。
また、留年する多くの学生がやってしまいがちなのが、講義を休んでしまうことです。
1度講義を休んだ結果、内容についていけなくなり勉強が嫌になるということも少なくありません。
病欠など仕方ない理由があるときは良いですが、眠いからなど自己管理をできないことが理由で欠席することはおすすめしません。
また、もし休んでしまった時は友人などに協力して、講義の内容などの情報共有をしてもらいましょう。
そうすることで、休んでいても次の講義についていきやすくなります。
そして何よりも大切なことは、試験勉強は早めに対策を行うことです。
いくら講義にしっかりと出ていたとしても、試験で落ちてしまえば単位はもらえません。
薬学部の試験は覚えることもたくさんあるため、遅くとも1月前からは試験勉強を始めないと間に合わない可能性があります。
留年は就職活動に影響する?
薬学部は留年しやすい学部であることは周知の事実なので、よっぽど複数回留年していない限り、就職活動に影響が出ることはありません。
しかし、留年回数が多くかつ成績が悪いという場合、職種によっては低評価になる可能性があるため注意が必要です。
特に研究職やMRなどは人気の職種であるため、多くのライバルたちと少ない枠を争うことになります。
評価が僅差の人を選ぶ際に留年や成績を見て選ぶということもなくはないので、そうした職種に興味のある方は可能な限り留年を回避し、良い成績を修めるようにしましょう。