コーヒーの淹れ方に少しだけこだわり始めました

インスタントから一歩踏み出した新しい世界

これまでは毎日の日課として、手軽にお湯に溶かして飲めるインスタントコーヒーや、自動販売機で買う缶コーヒーを飲んでいましたが、最近になってコーヒーの淹れ方に少しだけこだわりを持つようになりました。

この趣味を始めるきっかけとなったのは、友人がプレゼントしてくれた、アンティーク調の手挽きのコーヒーミルと陶器でできた小さなドリッパーです。
せっかくもらったのだからと、休日の朝に初めて自分で焙煎されたコーヒー豆をゴリゴリと挽いたとき、部屋中に一気に広がる芳醇で甘く香ばしい香りに深く感動。

それ以来、スーパーの棚や街のコーヒー専門店で様々な産地や異なる焙煎度合いの豆を選び、自分の好みにぴったりと合う味を探すように。
想像以上に楽しく、すっかりその魅力に引き込まれてしまいました。

ただお湯を注ぐだけの単なる手軽な飲み物だと思っていたコーヒーが、実は豆の種類や挽き具合、さらにはお湯の温度によって無限に味わいが変化する、非常に奥深い飲み物であることに気づかされたのです。

お湯の温度や注ぎ方で劇的に変わる奥深い味わい

ハンドドリップという手法を本格的に始めてから最も驚いたのは、お湯の温度や注ぎ方のほんのわずかな違いで、グラスに完成するコーヒーの味が劇的に変わってしまうことです。

やかんで沸騰したてのアツアツのお湯を、勢いよくドバッと注いでしまうと、豆から余計な雑味や嫌なエグみが出やすくなってしまい、後味が悪くなってしまいます。

沸騰したお湯を少しだけ冷まして適温にし、まずは粉全体に少量のお湯を含ませて数十秒間じっくりと蒸らす工程を挟むだけで、コーヒー本来の持つ豊かなコクやフルーティーな甘みが驚くほど引き出されます。

お湯を細くコントロールできるように注ぎ口が細長い専用のドリップポットを購入し、中心から外側に向かって円を描くように、ゆっくりと丁寧にお湯を注ぐ練習を何度も繰り返しました。

慎重にお湯を注ぐと、新鮮なコーヒー粉がまるでハンバーグのようにふっくらとドーム状に膨らむ様子を見るのがとても心地よく、狙い通りに美味しいコーヒーを抽出できたときの達成感は、日々の生活における小さな喜びとなっています。

勉強や作業に集中するための大切なリラックスタイム

今では、この豆を挽いてからコーヒーを淹れるまでのプロセスは、日々の生活に欠かせない大切なリラックスタイムとなっています。

難しい勉強や複雑なパソコン作業を始める前に、キッチンでゆっくりとお湯を沸かし、立ち上る豆の豊かな香りを胸いっぱいに吸い込みながら静かにドリップする時間。
頭の中の雑念を空っぽにして気持ちを切り替えるためのスイッチのような役割を果たしています。

本当に美味しいと感じられる淹れたてのコーヒーと、手になじむお気に入りのマグカップが机の上にあるだけで、単調になりがちな作業時間も少しだけ贅沢で豊かなひとときに変わるので、皆さんもぜひ試してみてください。

これからも自分なりの最高に美味しい淹れ方をじっくりと追求しながら、果てしなく続くコーヒーの奥深い世界をマイペースに楽しんでいきたいと思っています。